換気扇のギトギトした油汚れはしつこく、ただ擦るだけではなかなか落ちなくて困りますよね。
そこで活躍するのが重曹です。
重曹といえばお料理のふくらし粉ですが、掃除にも使えることで最近有名です。
重曹は炭酸水素ナトリウムというアルカリ性の性質を持った粉末で、酸性である油汚れを中和して落とす作用があるので換気扇掃除にはぴったりなんです。
でも、間違った使い方で効果が半減してしまっては残念ですよね。
この記事では、換気扇を重曹でキレイにする方法についてまとめてありますので、皆さんもぜひ参考にしてみてください。
換気扇の掃除では重曹は濡らさない

重曹は水に溶けにくい性質を持っていますので、換気扇自体も濡らさないで掃除するのが効果的です。
水に溶けにくいということは「粒が残る」ということですよね。
なので重曹そのものの研磨する効果を上手に使って、汚れを削り取るように掃除するのがオススメですよ。
まず、換気扇の外せる部品は外して掃除しやすくしましょう。
次に、重曹を汚れに満遍なく振りかけ、汚れと馴染ませるように擦ると、少しずつ汚れが落ちてくると思います。
擦るのはブラシやスポンジなどお好みのもので問題ありませんが、無い場合はキッチンペーパーやティッシュペーパーでも代用できます。
しつこい汚れには重曹を振りかけてしばらく置いてみましょう。
重曹は置いておくだけで油汚れを浮かせてくれます。
出かける前に重曹を振りかけておいて、帰ったらこすり洗いで重曹を落とすような工夫をすると驚くほど簡単にキレイになりますよ。
換気扇の掃除は重曹のつけおきも効果的

水に溶けにくい重曹ですが、やり方次第でつけおきにも使えます。
ここでは2つの方法を解説します。
まず重曹と水を2:1くらいの割合で混ぜ、柔らかい場合は重曹を足し、塗っておいても垂れない硬さに調節します。
出来た重曹ペーストを、汚れが隠れるくらい厚めに塗って30分ほど置いておきます。
すると汚れが浮いてきますので、軽く擦りながらきれいに拭きとればお掃除完了です。
換気扇のしつこい汚れには、この2つのつけおき方法を試してみてくださいね。
換気扇の掃除はセスキも使える!

セスキ炭酸ソーダは、重曹よりも少しアルカリ性が強く水に溶けやすい物質です。
粒子も細かく汚れに入り込みやすいと言われています。
重曹と同じくお湯に溶かしてつけておくことで汚れがよく落ちます。
しかしその反面、アルカリ性が強いので、長い時間のつけおきによって換気扇が痛んでしまうこともあり注意が必要です。
また、水に溶けやすい性質を利用してセスキスプレーを作る方法もあります。
水500mlに対してセスキ小さじ1の割合でセスキ水を作ります。
あとはスプレーボトルに移し替えれば完成です。
汚れが気になるところにスプレーして少し置いてから拭き取ると、面白いくらい汚れが落ちますよ。
換気扇に限らずキッチン周りに使えますので、ぜひ参考にしてみてください。
換気扇の掃除に重曹が役に立つ!【まとめ】
ここまで重曹やセスキを使った換気扇のお掃除方法を紹介してきました。
重曹もセスキもいくつか使い方があってそれぞれに良いところがありますので、お好みの方法でお掃除してみてくださいね。
それではここまでのまとめです。
- 重曹はアルカリ性で油汚れを落とすのに最適だが、水には溶けにくいので濡らさないのが重要。
- 重曹をお湯に溶かしたりペースト状にしたりしてつけおきするのが効果的。
- セスキはアルカリ性が強いので、換気扇が痛まないようにつけおきの時間に気をつける。
- 水に溶ける性質を利用したセスキスプレーも油汚れに効果があり使いやすい。
水に溶けにくい重曹もお湯には溶けます。
お湯の温度は、お風呂で使うくらいの温度で大丈夫です。
大きめの容器にお湯をはって重曹を溶かし、換気扇の部品をつけておきましょう。
1時間ほど置いておくと、汚れが取れているのが目に見えて分かるはずですので、擦り洗いで仕上げします。