お風呂掃除で厄介な、石鹸カスを落とすのに苦労した経験はありませんか?
ゴシゴシと擦っても思うように落ちず、イライラします。
「何かいい方法はないか」と探してようやく辿り着きました。
それは、トイレ掃除用のサンポールです。
「トイレ用の洗剤なのに、お風呂の石鹸カスに使うの?」
と思われたあなた。
ここになぜサンポールで石鹸カスが落ちるかについて軽く触れるといいです。
ぜひこの記事を読んでみてください。
使用方法・注意点についてもまとめていますので、ご参考ください。
〇この記事でわかること〇
● 石鹸カスにはサンポールが有効
● クエン酸やセスキでも落ちるのか
● 変色する可能性がある
● 早い段階ならすぐ落ちる
目次
石鹸カスをサンポールで溶かす落とし方

トイレ用洗剤のサンポールを使うのは意外と思われた方も多いでしょう。
石鹸カスは別名金属石鹸とも呼ばれ、水には溶けずこびりついているので、スポンジでこすり洗いしただけでは落ちません。
水垢と石鹸カスが混じった金属製の石鹸カスはアルカリ性なので、酸性で中和すれば汚れが落ちやすくなります。
酸性の洗剤で強力なのが、トイレの黄ばみにも効果的なサンポールです。
家庭用洗剤のなかでも酸性の性質をもつ洗剤は多くなく、サンポールなどのトイレ用洗剤がほとんどです。
他の洗剤で代用するのは難しいので、家庭に1本あると重宝しますよ。
取り扱いには少し注意しなければいけませんが、サンポールなら金属製石鹸カスをしっかりと落としてくれます。
但し、サンポールは強力な酸性なので素肌には触れたら危険です。
皮膚につかないようにゴム手袋を使うことをオススメします。
それでも腕などについてしまった場合は、石けんと水で洗い流してください。
服につくと変色するかもしれません。
サンポールを使っていて何か異変を感じたら医師に相談してください。
特に目に入れば失明のリスクもあるため、気をつけましょう。
サンポールを使ったお風呂の石鹸カス汚れの掃除方法を説明していきます。
その後、乾燥しても金属製石鹸カス汚れが浮き出て来なければ終了です。
もし浮き出てきた場合は、もう一度最初からの作業を繰り返してみてください。
サンポールはかなり強力な酸性の洗剤なので、ほとんどの場合は水垢が落ちます。
まれに、石鹸カスの汚れがしつこくて落ちないケースがあります。
放置時間を長くしたり、メラミンスポンジで磨いたりする事で更に汚れを落とす事ができます。
石鹸カスに重曹は使える?クエン酸やセスキでも?

もともとはお湯で泡立てて使っていたはずの石鹸が、どうして掃除で落ちない汚れになるのか説明します。
これは、石鹸に含まれる脂肪酸ナトリウムと水道水に含まれるカルシウムが反応しあって性質が変わってしまうからなんです。
一度こびりついた石鹸カスは、一般的なお風呂用の洗剤を吹きつけてこすっても落ちません。
やみくもに力を入れてこすっても疲れてしまうだけです。
酸性の洗剤で簡単に落とすことが出来るんです。
石鹸カスはアルカリ性の性質をもつミネラル成分が元になっているので、酸性で中和して溶かして落とす事で簡単に落とせます。
石鹸カスは酸性洗剤を買わないと落とせないのかと思うかもしれませんが、実は身近なもので落とせることもあります。
重曹などとあわせて常備している人も多いのではないでしょうか。
石鹸カスには重曹も実はオススメです。
重曹はアルカリ性なのですが、重曹の粒がザラザラとした研磨剤の役割をして石鹸カスを絡め取る効果があります。
また石鹸カスに含まれる皮脂汚れなどには、アルカリ性の重曹の方が効果を発揮するので、普通のお風呂洗剤としても効果的です。
またセスキも石鹸カスの掃除には有効です。
酸性洗剤やクエン酸などでも効果が薄い時には、重曹を使ってゴリゴリと削り取ってしまいましょう!
クエン酸に話は戻りますが、クエン酸は酸性なので、酸性洗剤と同じように石鹸カスを溶かしてくれます。
①クエン酸を水に溶かす
約200mlの水に小さじ1杯のクエン酸を溶かします。
②キッチンペーパーにクエン酸を染み込ませる。
キッチンペーパーを石鹸カスにかぶせ、クエン酸をかけます。
③石鹸カスにキッチンペーパーを貼り付けて放置する。
※30分〜2時間ほど放置します。
④スポンジでこすり落とす。
漬け置きしたあとはスポンジで石鹸カスをこすって落とします。
クエン酸は酸性洗剤に比べたら、酸性度は弱いので一度でキレイに落とせるわけではありませんが、少しずつ石鹸カスを落とせます。
クエン酸がなくても食用のお酢でも同じ効果を得られます。
作業中の臭いはきついですが、お酢の原液にキッチンペーパーを浸して貼りつけてみてください。
サンポールで掃除して変色する可能性は?

サンポールは強い酸性です。
酸性は金属を黒く変色させてしまいます。
酸性洗剤はサビの除去に有効ですが、長時間つけておくと逆に金属を変色させます。
タイルの目地や大理石、コンクリート表面も溶かしてしまうので注意が必要です。
使用する前にサンポールが使えるか確認をしておいたほうが良いですね。
素材がわからない場合や不安な場合は、目立たないところにサンポールを少し付けて反応を見てください。
賃貸でわからない場合はサンポールは使わないほうが無難です。
もし、反応して変色してしまったときに退去の際に元に戻す費用が発生する可能性があります。
早い段階では石鹸カスもすぐ落ちる?

石鹸カスはこびりついてしまうことで落ちにくくなります。
逆を言えば、こびりついてしまう前に落としてしまえばいいんです。
もっと言えば、つかないように予防することが大切ですね。
早い段階では、メラミンスポンジで簡単に落とすことが出来ます。
石鹸カスの予防に毎日の掃除をするのであれば、普通の柔らかいスポンジで十分です。
石鹸カスを予防する1番の方法は、やはり毎日の少しずつの掃除のようです。
石鹸と水道水が反応して石鹸カスとなるわけですが、水分の多いお風呂場や洗面台などで、石鹸が水道水に触れないようにするのは不可能ですよね。
石鹸カスが発生する前に落としてしまうことが最も効果的な方法と言えます。
方法としては、石鹸泡があれば流す、石鹸カスが溜まりそうな床の溝などをスポンジでこする、そして一番は石鹸を使うごとに欠かさず掃除することです。
お風呂から最後に出る人が、シャワーでしっかりと浴槽や鏡を流すだけでも全然変わります。
毎日の掃除で石鹸カスを予防していきましょう。
石鹸カスをサンポールで落とせる!【まとめ】
結論は石鹸カスはサンポールで簡単に落とすことが出来ます。
ただし、サンポールは強力な酸性ですのでまずはサンポールが使えるか確認する必要があります。
また、強力な酸性は人体には有害です。
使うときには手に触れないようにゴム手袋などを使い、換気をしながら作業をしましょう。
特に目に入らないように気をつけてくださいね。
サンポールが使えない素材の場合は、クエン酸が使えるならクエン酸がオススメです。
サンポールよりは効果は薄まりますが、クエン酸はサンポールよりはるかに安全性は高いですし使いやすいです。
特にペットや小さな子どものいる家庭では、石鹸カスの掃除にはクエン酸のほうがいいかもしれませんね。
強力な酸性の洗剤はあまりないため、掃除には便利なものです。
常備しておいても良いと思います。
使用方法を守れば、サンポールは便利な洗剤です。
使用できる方は試してみてください。
➀必ず換気扇を回してゴム手袋を装着。
➁お風呂の鏡に付着した石鹸カスの部分にサンポールの原液を塗ります。
➂サンポールの原液をしっかり塗った上からサランラップをかぶせていきます。
➂サランラップをかぶせたまま、3時間以上放置しておきましょう。
⓸3時間が経過してから、ラップを外して、ブラシでこすっていきます。
⓹お風呂の鏡の石鹸カスが取れたら、一度シャワーでサンポールをしっかり洗い流します。