最近、冷蔵庫がカビ臭いと感じた方もいるのではないでしょうか?
カビ臭くなる原因は、傷んだ食べ物やこぼれた食べ物のカスや汁などいくつかの原因が重なって大きな臭いになっているからです。
この記事では、カビ臭くなる原因と対策について解説していますのでご参考ください。
この記事でわかること
・冷蔵庫がカビ臭くなる原因
・冷蔵庫がカビ臭くならない対策
・冷蔵庫のカビを増やさないためにすること
冷蔵庫がカビ臭い原因は?

冷蔵庫は温度が低いのにカビなんて生えるの?と思われるかもしれませんが、カビは低温に強い生物ですので、活発に活動しなくなるだけで死滅することはありません。
だから少しカビがいるだけでゆっくりカビが増殖してしまい、冷蔵庫がカビ臭くなることがあるんですね。
さて、冷蔵庫のカビとカビ臭さの発生源はなんでしょう?
- 冷蔵庫の中で傷んだ食べ物
- 冷蔵庫の中でこぼれた食べ物のカスや汁
- 食べ物を保存しているビニールやパック
- 作り置きの料理
- 賞味期限切れの食材
- 冷蔵庫の扉を何度も開閉して冷蔵庫内の温度を上げてしまう
どれも思い当たることがあるのではないでしょうか。
単独ではカビ臭い原因とはなっていなくても、いくつか複合する事で大きな臭いになります。
逆に1つ1つをなおしていけば、カビ臭い原因がなくなるため冷蔵庫の中のカビ臭さはなくなります。
冷蔵庫がカビ臭い場合の対策は?

冷蔵庫がカビ臭いということは、もうすでにカビが発生しているということです。
基本的にはアルコール消毒で拭き取ればカビ対策になります。
除菌できるウェットティッシュや手指の消毒スプレーでも、アルコールが含まれていれば大丈夫です。
パッキンなどの隙間のゴミもカビの発生源ですので、綿棒やわりばしで取り除いてアルコールで拭き取りましょう。
時間が経ってこびりついたカビなど、頑固な汚れはアルコールだけではきれいにならないこともあるので、「キッチンハイター」などの漂白剤を薄めて使いましょう。
漂白剤を使う時は、手荒れを防ぐためにゴム手袋を使用してくださいね。
冷蔵庫を掃除するときに冷蔵庫を開けっ放しにすると電気代が高くついてしまいます。
食材は一時的にクーラーボックスに避難させ、電源を切って掃除するようにしましょう。
電源を切ったついでに、冷蔵庫の背面やコンセント付近もホコリがたまっていると火災や感電の原因になるので取り除いておきましょう。
ちょっとしたことで冷蔵庫の寿命も長くなるかもしれないですね!
冷蔵庫を掃除してもカビ臭さが気になる場合
冷蔵庫を掃除したのにカビ臭さが気になるという場合は、消臭剤で緩和させてもいいでしょう。
コーヒー豆やコーヒーの出がらし、お茶のパックや木炭を使います。
皿に入れて通気性の良い布をかぶせ、中身がこぼれないように冷蔵庫内の空きスペースに置くと臭いが軽減されます。
中にはこんな面白い消臭剤もあります。
今後冷蔵庫にカビを増やさないためにすることとは?
少しでも掃除を楽にするために普段からちょっとしたことを気をつけてみましょう。
まず大事なのは、冷蔵庫が汚れたらすぐに水拭きすることです。
また、ケースなど取り外せるパーツは時々取り外して水洗いや拭き掃除をしましょう。
特に製氷機の給水タンクは、水あかなどがつくのでこまめなお手入れが必要なのに加え、タンクの水はこまめに取り換えることも大切です。
カビの発生を防ぐために、タンクの水には殺菌作用のある塩素を含む水道水を使う方がいいでしょう。
ミネラルウォーターや浄水器を通した水は、かえって雑菌の発生源になりやすいためです。
また、冷蔵庫内にものを詰め込みすぎると空気の循環が悪くなり、冷却率が落ちて食品が腐敗しやすくなります。
冷蔵庫内にゆとりをもつことでカビ防止と食品の長持ちにつながりますよ。
こまめな掃除が一番の対策にはなるのですが、日々の食品の扱い方でも臭いやカビを防ぐことはできると思います。
冷蔵庫内だけでなく食品にカビが生えるのを防ぐために、食品はしっかり密閉するように気を付けてみてください。
残り物を保存する場合は汁などこぼれないようにしっかりラップをしたり、しっかりふたのできる容器にいれたりしましょう。
冷蔵庫の中で最も不衛生な場所ってどこ?
冷蔵庫の中で最も不衛生な場所はどこだと思いますか?
冷蔵庫の中で一番不衛生なのは野菜室と言われています。
野菜に土が付いていたり水分が付着していたりすることで、冷蔵庫でも特にカビの発生しやすい空間になっています。
野菜は新聞紙に包んで保存するのがおすすめで、新聞紙を定期的に交換することで鮮度を保ちつつカビの発生を防ぐことができます。
冷蔵庫がカビ臭い原因と対策【まとめ】
ここまで冷蔵庫のカビ臭さの原因や対策について解説してきましたが、普段からこまめに掃除をして冷蔵庫内を清潔に保つことが大切だと分かりました。
冷蔵庫がカビ臭い原因は、主に二種類に分けられます。
1つは、冷蔵庫内の汚れやゴミが原因となってカビが繁殖しているケースです。
この場合、アルコールスプレーや薄めた漂白剤など除菌効果のあるもので拭くことや、こまめな掃除によってカビ臭さは防止できます。
2つ目は冷蔵庫内の食品にカビが繁殖しているケースです。
この場合は、普段から冷蔵庫内の食品の管理に気を配ることが大切になります。
食品を密封して保存することはもちろん、カビの発生しやすい野菜室では野菜を新聞紙に包んで保存する方法がおすすめです。
消費期限に気を配り、冷蔵庫内がいっぱいにならないようにゆとりをもって冷却効率を上げることも、カビの発生を防止することにつながります。
皆さんもぜひ冷蔵庫の中を見直して掃除する参考にしてみてくださいね。